現職自衛官がミリメシをネットオークションで転売
陸上自衛隊習志野駐屯地所属の陸曹長(43歳)が「戦闘糧食」などを大量にネットオークションに出品して懲戒免職処分となりました。
売上額は約248万円だったそうです。
あと10年ほどで退職金が支給されたのにもったいない。
戦闘糧食、いわゆるミリメシは、国民の税金によって購入されたものなので、それを個人が転売するのは業務上横領になってしまいます。
カンメシは美味いのか
ミリメシって、物珍しさもあって、人気が高いみたいですが、実際の味は……正直にいうと美味しくないです。
自衛隊の普段の食事は、実は至ってノーマルです。
▲陸上自衛隊目達原駐屯地のお昼ご飯です。
▲海上自衛隊の佐世保教育隊のある日の夕食です。
▲こちらは航空自衛隊芦屋基地のお昼ご飯。
訓練の関係で、隊員食堂で食事ができないときや、隊員食堂の厨房が整備のために休みのときなどはカンメシが支給される場合があります(カンメシではなく幕の内弁当の場合もある)。
教育隊、特に前期教育や後期教育の期間中は、支給されたそのカンメシを食べることもありますが、教育隊を終えて、一般部隊に配属されたあとは、カンメシは普通の隊員は食べないです。
駐屯地内には売店や喫茶店、食堂があるので、そちらで済ませるか、外出できる隊員は外に食べに行くこともあります。
隊員が百人いて、夕食がカンメシだった場合、そのカンメシを本当に食べる隊員は、ゼロではないけど、数人レベルだと思います。
ほとんどの隊員はカンメシを食べません(だから大量に余ります)。
隊員がカンメシを食べない理由は、カンメシが不味いからです。
カンメシを食べるぐらいなら、カップ麺のほうを選ぶ隊員も多いと思います。
一般の人がカンメシを食べてみたいなら、スーパーに行って、レトルトのご飯と、適当な缶詰を購入すればいいです。
全く同じではないですが、似たようなものです。
カンメシは、非常食としては優秀だけど、なにもない日常で、食事の代わりとして食べるのは、ちょっと味気がないし満足度が低いです。
そういえばカンメシは製造終了となりました。
パックメシといわれるレトルトに置き換わるようです。
パックメシは、カンメシと比べると美味しいです。
美味しいけど……たとえばほっともっとの「のり弁」とどっちが美味いか。のり弁の圧勝です。
自衛隊の中では「携行食」という呼び名が一般的です。
カンメシやパックメシは、あくまで非常食です。
飢えていれば非常食も美味しいに違いありません。
けど、普段の温食と比べたら、決して美味しいものではありません。
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