航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)は20日、基地幹部食堂において、1食分に相当するパン2個を不正に取得したとして50代の1等空尉を停職の懲戒処分にした。 埼玉新聞
航空自衛隊の入間基地で、隊員食堂で朝食を食べた幹部自衛官がパンもとって懲戒処分となりました。
自衛隊の隊員食堂では、平日の朝は白飯と味噌汁とお総菜何品かの朝ご飯を食べることができます。
▲参考画像(航空自衛隊芦屋基地の朝ご飯)。
基地や駐屯地によって、または曜日によっては、白ご飯、もしくはパンを選べる場合があります。
▲参考メニュー。5日の朝は選択メニューとなっています。上段が朝食、中段が昼食、下段が夕食です。
朝食に限っては、勤務の関係などで、隊員食堂で喫食できない隊員向けに、菓子パンや総菜パンも用意されています。
▲参考画像。
パン2個で1食分です(菓子パン、総菜パンの組み合わせが多いです)。これに牛乳などの飲料が付く場合もあります。
土曜日と日曜日、祝日の朝は、温食は用意されず、上記のようなパン食になります(おにぎりやサンドイッチになることもあります)。
平日の朝に米を食べたくない隊員も、上記のパン食を選ぶことができます。
1人で、2~3人分を持っていく隊員も珍しくはないです。同僚や先輩の分としてです。
記事には『1食分に相当するパン2個』とあるので、選択メニューのパンではなくて、上記の菓子パンが余っていたので、持って帰ろうとして処分されたのかもしれません。
ルールを破っているので、処分は仕方がないけれども、個人的には注意で済ませるだけで良かったのではと思います(注意だけで済んで、従って処分とならず、ニュースにもならない例はたくさんあるはず)。
関連は以下をご覧ください。
・航空自衛隊の3佐、食堂でパンと納豆を多めにとって停職10日
・海上自衛隊の幹部自衛官が金曜カレーを無断で食べて停職処分
コメント
少しの事で記事になるつて事は普段から食事をちよろこましていたんですか?隊員の士気にも影響する、事実を究明し満足感ある食事量にしともらいたい。
詳細は分からないですが、食事量が少ないのであれば問題だとは思います(通常、白ご飯の量は増やせます)。
肉体を酷使することも多いであろう自衛隊の食事がパン2個とはそもそも少なすぎませんか。腹が減っては戦はできぬと言うではありませんか。足りないのであれば追加で食べられるようにしてあげてほしいです。
規律を重んじる自衛隊で停職処分はやむを得ないのかもしれませんが厳しいですね。
その通りだと思います。人によっては食べる量も異なるしいろいろと難しい問題だとも思います。