訓練支援艦とは
呉地方隊の取材最終日の午後、時間があいたので、訓練支援艦てんりゅうの艦内見学を調整していただきました。
訓練支援艦は文字通り、他の艦船の訓練を支援する艦船です。
てんりゅうの起工は1998年(平成10年)6月で、就役は2000年3月。
排水量は2450トンで、全長は106メートル、最大幅は16.5メートル。乗員は140名ほど。
艦名は天竜峡からつけられ、旧海軍のスループ(帆船)「天龍」、軽巡洋艦「天龍」に続いて、日本の艦艇としては3代目になります。
てんりゅうの搭乗タラップ
▲出迎えてくれたのは、広報係士官のA2尉です。
書籍には名前を書いていますが、ウェブでは仮名にします。
A2尉は気さくなかたでユーモアのある人です。
C幹部(上級曹から幹部になった隊員)。
以前は、護衛艦あけぼのに乗っていたとのこと。
高速標的機ファイアビー
▲格納庫に移動して、高速標的機BQM-34AJ改「ファイアー・ビー」を見学しました。
てんりゅうの任務は、訓練の際にこの標的機を射出することです。
他の護衛艦がファイアビーめがけてミサイルを発射します。
訓練支援艦の名前の由来です。
このファイアビーは、標的を曳航するのだと思っていましたがA2尉によると、ファイアビー自体が標的とのことでした。
「ミサイルが当たったら壊れますよね?」ときくと「模擬弾なので爆発はしないので、ファイアビーが壊れることはないです」
続いて、艦内を移動して、科員食堂へと向かいます。
てんりゅうの科員食堂
▲てんりゅうの食堂は、こんごうと比べると、規模は小さかったです。
てんりゅうの艦内にもジュースの自販機がありましたが、アイスクリームは販売していないです(こんごうはジュースの自販機とアイスも販売していました)。
排水量の関係か、若干揺れを感じました。
A2尉にお願いして、てんりゅうの食事の画像をいただきました。
以下のエントリーをご覧ください。
・訓練支援艦てんりゅうの朝昼晩の食事メニュー
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